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甲状腺のしこり

Medical

甲状腺のしこり|しぶや甲状腺クリニック|岩本町駅近く、甲状腺専門のクリニック - 千代田区神田

甲状腺のしこり

喉の不調

甲状腺のしこり(腫瘍、腫瘤、結節、病変など様々に表現されます)には、悪性(いわゆるがん)と良性があります。
甲状腺悪性腫瘍の8割以上は乳頭がんとよばれるがんで、ほとんどの場合には手術で治療することができますし、適切な治療さえ行えば命に関わることはほぼありません。(術後10年間の生存率は9割以上)

  • 頚部のしこり(のどぼとけの下や、気管のわき周辺)
  • 喉の違和感・物の飲み込み時の違和感
  • 声のかすれ・誤嚥(むせこみ)

など上記症状を訴える人もいますが、自覚症状がなく検診で甲状腺が腫れていると指摘されて見つかることも少なくありません。

検査方法

血液検査

甲状腺機能異常を合併していないか、腫瘍マーカーが高くなっていないか等をチェックします。(当院では検査結果を当日説明可能です)

頚部エコー(超音波)検査

甲状腺全体が腫れていないか、甲状腺の中にしこりがないか、頚部のリンパ節が病的に腫れていないか、それらの大きさや形状などを調べます。

細胞診

エコーでしこりの場所を確認しながら、針を刺し、細胞を吸引して悪性か良性かを診断します。使用する針は、採血で使用する針と太さはほぼ同じです。痛みを伴う検査ですが、外来で検査出来、検査後も日常生活を送っていただけます。検査結果は10日程度掛かります。

診断

良性腫瘍(りょうせいしゅよう)
  • 濾胞腺腫(ろほうせんしゅ)
  • 腺腫様甲状腺腫(せんしゅようこうじょうせんしゅ)
悪性腫瘍(あくせいしゅよう)

約95%が命の危険性が少ないおとなしいがんです。4種類のがんと、リンパ腫に大別されます。

  • 乳頭がん(にゅうとうがん)
  • 濾胞がん(ろほうがん)
  • 髄様がん(ずいようがん)
  • 未分化がん(みぶんかがん)
  • 悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ)

甲状腺腫瘤の主な治療

良性腫瘍(りょうせいしゅよう)

一般的には、定期的な経過観察を行った後に腫瘍が増大傾向にある場合や、自覚症状が強くなってきた場合は、手術を検討します。
のう胞成分が大きいしこりは、PEIT(ペイト)治療(アルコールの一種であるエタノールを注入してのう胞部をを小さくする)方法も選択肢となりますが、当院では行っておりません。

甲状腺がん
  • 手術:根治を目指す場合は手術によって切除するのが唯一の治療法となります。
    腫瘍の大きさ、数、進展度、リンパ節への転移の有無等で切除範囲やリンパ節の郭清範囲が変わります。
  • 放射性ヨウ素内用療法(アイソトープ治療):甲状腺が全摘された方の術後療法です。
  • 放射線外照射:放射線を外から当てることによって腫瘍を小さくしたり、痛みを緩和します。
  • 分子標的薬(抗がん剤):手術で取り切れないような病変、再発転移で症状がある場合等に適用します。
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